沿革
History- 寛文元年頃(1661年頃)
- 約350年前、寛文年間に堺商人として創業。代々堺名産の打刃物問屋を営み、「宝長久」の名で知られる。
- 明治26年(1893年)
- 6代目浅香久平は土木・鉱山事業勃興の機運をいち早く見越し、日夜苦心研究の結果、明治26年に我が国で初めてショベル、スコップの優秀な製品の生産に成功。堺市綾之町において企業化を果たす。
- 明治30年(1897年)
- <象印>商標を登録、現在に引き継がれ当社のシンボルマークとなる。
<象印>製品の評判は国の内外に高まり、生産は躍進を続ける。
- 昭和 6年(1931年)
- 11月25日、会社組織に改組。
社名を「株式会社浅香本店」(資本金65万円)として発足。
- 昭和14年(1939年)
- 満州における製品の一手販売機関として、瀋陽(奉天)に「満州象牌シャベル公司」を設立。
- 昭和15年(1940年)
- 堺市三宝地区(現在の海山町)の所有地1万余坪に、総合新工場と事務所を新設。将来の飛躍に備える。
- 昭和16年(1941年)
- 上海に「上海浅香工廠」を設立。同年11月25日、姉妹会社の浅香鍛工株式会社(資本金80万円)を合併し、同時に社名を現社名の「浅香工業株式会社」と改称。満州撫順に「満州機工株式会社」を設立。ショベル、スコップの現地生産を開始する。
- 昭和19年(1944年)
- 天津に「象牌工具株式会社」を設立。
- 昭和20年(1945年)
- 7月10日、堺市の大空襲に際し、昭和15年に新設した三宝工場(現在の堺工場)と本社事務所の3,000余坪が全焼、七道工場および鍛工場の一部も消失。
- 昭和24年(1949年)
- 5月14日、大阪証券取引所(現在東証2部)に上場。
- 昭和35年(1960年)
- 戦災後は焼失をまぬがれた旧工場を利用したが、需要の増大に応えるため、三宝地区に新鋭工場の建設を計画。
- 昭和36年(1961年)
- 4月、ショベル工場、材料倉庫、製品倉庫を竣工。
- 東京都墨田区に東京営業所を開設。(現在、関東支店(さいたま市北区))
- 昭和38年(1963年)
- 時代の流れからショベルに次ぐ新しい柱として、新分野を開拓すべく特機課を設置。新製品の開発に着手し、これが今日の物流システム部の起源になる。
- 昭和39年(1964年)
- スチールパイプ柄ショベルを開発。
- 昭和45年(1970年)
- 11月1日、浅香工業株式会社の販売会社として、ショベル、スコップの販売を主体に、子会社アサカ金商株式会社を設立。
- 昭和47年(1972年)
- 物流関連機器の将来性に着目し、各種ラック、パレットなど相ついで開発。その販売も本格化し、物流機器メーカーとしての体制を整えるべく、工場の充実を図るとともに特機課を物流課に改称する。
- 北海道江別市に北海道営業所を開設。(現在、北海道支店)
- 昭和50年 (1975年)
- 愛知県春日井市に名古屋営業所を開設。(現在、名古屋支店)
- 福岡市博多区に福岡営業所を開設。(現在、福岡支店)
- 昭和53年(1978年)
- 子会社アサカ金商株式会社が、関連商品の拡充と内外市場の開拓に努め所期の目的を達成。生産、販売の一元化と経営の効率化を図るため、同年2月1日に販売部門を浅香工業株式会社へ譲渡。以後、商品の仕入業務を担当する。
- 昭和57年(1982年)
- エレクトロニクスを組み込んだ世界に類を見ない「重量用回転ラック」の開発に成功。これを機に、相ついで関連製品も開発。いわゆる物流機器・メカトロ製品の生産販売の体制が整う。
- 昭和59年(1984年)
- 本社敷地内の土地有効利用と物流業務の拡張に伴い、効率化を図るため本社地区の整備を計画。その第一期工事として同年7月、平屋建倉庫1棟を取り壊し、その跡地に鉄骨2階建倉庫(延2,158.50m2)1棟の建設に着工。同年10月に完成。
- 昭和60年(1985年)
- 第二期工事として同年2月、本社事務所(鉄骨4階建延2,054.826m2)1棟と厚生施設(鉄骨2階建延417.843m2)1棟の建設に着工。同年10月に完成。
- 昭和61年(1986年)
- 引き続き堺工場の合理化を図るため、工場事務所(鉄骨2階建延85.69m2)1棟とショベル工場(鉄骨平屋建352.85m2)1棟の建設に着工。同年7月に完成。
- 昭和62年(1987年)
- 10月1日、子会社アサカ金商株式会社から、その営業の全部を譲渡。同年10月31日をもって、子会社アサカ金商株式会社は解散。
- 平成 3年(1991年)
- 物流システム機器分野の業容の拡大に伴い、製品の開発、試作、展示および部材などの保管のため、平屋建倉庫1棟を取り壊す。その跡地に鉄骨2階建倉庫(延1,906.20m2)1棟の建設に着工。翌年1月に完成。
- 平成 6年(1994年)
- 販売網の充実を図るべく、東京、北海道、名古屋、福岡各支店に続き仙台営業所を新設。
- 平成 8年(1996年)
- 新しい店舗作りをサポートする、ハイパー什器営業担当部門(現在、商業施設課)を新設。
- 平成10年(1998年)
- 関東地域におけるホームセンター向け営業基盤を拡充強化する目的として、茨城県稲敷郡(現在、稲敷市)に物流センターを設置。
- 平成17年(2005年)
- 2月1日、神奈川県下における市場の確保・拡大等を図るため、神奈川県海老名市の株式会社伍籐(DIY用品、園芸用品等の販売会社)の株式を全取得し、完全子会社とする。4月1日、経営の効率化を図るため、子会社の国富産業株式会社(宮崎県東諸県郡国富町)と株式交換を行い、同社を完全子会社とする。9月1日、子会社株式会社伍籐を吸収合併し、当社の神奈川営業所とする。
- 平成20年(2008年)
- 6月30日、経営合理化の一環として仙台営業所を閉鎖し、東京支店に統合しました。
- 平成22年(2010年)
- 10月1日、インターネットによる通信販売「金象本舗」を開始しました。
- 平成25年(2013年)
- 7月16日、東京と大阪の両証券取引所が現物株市場を統合したため、東証2部上場となりました。
- 平成27年(2015年)
- 5月31日、経営合理化の一環として神奈川営業所を閉鎖し、東京支店に統合しました。
- 令和4年(2022年)
- 4月4日、東京証券取引所の市場区分見直しにより、東証スタンダード市場上場となりました。